シャンプーに入っている洗浄成分の違いを詳しく解説

頭皮の弱い方、乾燥してかゆみやフケの出やすい方、または頭皮アトピーの方は市販のシャンプーではどれも満足いかず、シャンプー選びには苦労されているのではないでしょうか。

“洗う”ことは刺激にもトラブルにもなりますので、毎日使うシャンプー選びはヘアケアの基本です。

こちらでは、ちょっとマニアックですが、
シャンプーに入っている洗浄成分の種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。

石鹸シャンプーやアミノ酸シャンプーの髪と頭皮に対する効果の違いについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。

一般的なシャンプーと石鹸シャンプーとアミノ酸シャンプーの違い

2018.12.09

シャンプーそのものがダメージの原因になることも

頭皮や髪を清潔に保つことは大切なことですよね。

「だからしっかりシャンプーをして汚れを落とさなくちゃ!」
なんて思っていませんか?

カラーリングしたりパーマしたりするときは、液剤をしっかり落とさなくちゃならないのでその時だけは仕方ないですが(でも強すぎはNG)、

普段、毎日使うシャンプーがあまりにも洗浄力の強いものを使用していると頭皮が乾燥してしまうことがあります。

普段の生活で洗浄力の強いシャンプーを使用していくと、ダメージが蓄積されていき髪に潤いがなくなります。
さらには、切れ毛や抜け毛などが増えてしまうこともあり髪の悩みに繋がります。

特に、頭皮のダメージは、そのまま髪を育てる力が低下してしまうこともあるので注意が必要です。
頭皮に程よく皮脂を残しておくことが大切ですので、洗浄力が優れているものは避けたほうがいいです。

ヘアケア、頭皮ケアのキモとなる洗浄力の違いとは

シャンプーで頭を洗う女性

まずこれは絶対に押さえておいてほしいことです。

それは『界面活性剤の違い』です。

  1. 高級アルコール系
  2. アミノ酸系
  3. ベタイン系(両イオン性)
  4. ノニオン(非イオン性)
  5. 天然

界面活性剤は上記5つに分類されるのですが

では、どれが洗浄力が強くてどれが適度な洗浄力なのか。
一つひとつ簡単に説明していきますね。

①高級アルコール系

だいたいの市販のシャンプーにはこれが含まれていて非常に洗浄力の強いものになります。

代表的なものでいえば

  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウリル硫酸ナトリウム

硫酸は非常に洗浄力が強く、頭皮の皮脂を必要以上に落としてしまい特に肌の弱い人にとって刺激の強い成分です。

  • ラウレスカルボン酸
  • ラウレス酢酸

同じラウレスとついても、こちらは硫酸ではないので比較的洗浄力はマイルドに刺激も弱くなっています。

②アミノ酸
  • ココイルグルタミン酸
  • ココイルアラニン

こちらはアミノ酸を原料として作られます。

グルタミン酸には他のアミノ酸の合成を助ける働きや、髪のダメージ部分に吸着してコンディショニング効果を高める働き、そしてアラニンにはキューティクルが開かないようにする働きや頭皮のバリア機能を高める働きがあります。

ちなみに
「ココイル」とは「ヤシ油から抽出した脂肪酸を用いている」という意味です。

つまりアミノ酸系界面活性剤は、髪の毛を構成するアミノ酸由来の成分に由来しているため、マイルドに洗い上げることができます。

③ベタイン系
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン

両イオン性界面活性剤とも呼ばれていて、その名の通り水に溶けると陰イオンにも陽イオンにもなる性質を持っています。

水がアルカリ性の場合は陰イオンに、酸性の場合は陽イオンになることで、水中の酸やアルカリを中和し、この作用により他の界面活性剤の洗浄力を低下させないようにする働きが期待できます。

単独で配合されることはほとんどなく補助剤として使用されることが多い界面活性剤です。
洗浄力も刺激も弱く肌の弱い人へおすすめの成分になります。

④ノニオン

成分名の最後にEAがつきます(エタノールアミン)
洗浄力は穏やかで他の界面活性剤の補助的な役割で配合されていることが多いです。

⑤天然
  • レシチン
  • サポニン

卵黄や人参、お茶に含まれている成分です。
その名の通り天然由来の成分なので頭皮への刺激も弱くマイルドな洗い心地です。
頭皮も弱い、乾燥気味、刺激になると悩んでいる方にオススメです。

刺激となる洗浄成分について。まとめ

バツのプレートをあげる風呂上りの女性

まとめますと、頭皮の弱い人、すでにフケやかゆみなどのトラブルを引き起こしている方が絶対に避けるべきなのが

  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウリル硫酸ナトリウム

つまり高級アルコール系です。

この2つは合成界面活性剤になります。
石油から作られた界面活性剤とも言われるほどですので、まずこの2つが配合されていないか確認しましょう。

シャンプーの成分表示その1
シャンプーの成分表示その2

更に、最近は他に避けた方が良い洗浄成分も増えてきているのでご紹介しておきます。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
(別名:α-オレフィンスルホン酸塩、またはテトラデセンスルホン酸ナトリウム(Na))

医薬部外品では、
テトラデセンスルホン酸Na液
と表記されることが多いようです。

こちら高級アルコール系とは言えないかもですが、アミノ酸系ではなく先にご紹介した硫酸系の洗浄力に匹敵するくらい強い洗浄剤。
ラウレス硫酸~やラウリル硫酸~がヤバイと、ネットであまりにも有名になったことも関係しているのか、最近は硫酸系の代替えで強い洗浄成分のシャンプーがアミノ酸シャンプーのように売られているので注意です。

「ラウレス硫酸とかラウリル硫酸は避けたい」と成分チェックしてる方の中には、硫酸系ヤバイっていうけど安価なシャンプーにも入ってないんじゃない?と感じていた方もいるはず。
上記の代替え洗浄成分が、けっこう支流になってきているんですね。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Naに加えてアミノ酸洗浄成分を掛け合わせて、アミノ酸シャンプーと謳っているケースもあったり、石油系界面活性剤不使用と明記しているケースもあります。
嘘ではないかもですが、微妙な感じがしてなりません。

本当に優しいシャンプーを求めてアミノ酸系シャンプーを探しているのに、硫酸系の代替えのような洗浄成分で高いシャンプーをつかまされたら騙された気分になってしまいますものね。
選び方は難しくなっていると思いますので、このサイトの情報が少しでも役立つよう頑張ります♪

やっぱり美容室でおすすめするシャンプーはイイの?

それは勿論YESです。
ただし、市販のシャンプーがダメというわけではないですし絶対とは言い切れません。

美容室でのシャンプーは、基本的には『素材の美しさ』『ヘアデザインの美しさ』のバランスを重視しています。

ですので、
髪や肌に優しく適度な泡がたつ。
カラーやパーマのもちをよくする。
次回のカラーやパーマの邪魔をしない。
ダメージを防ぐ、髪や頭皮に優しい成分のものを使用する所が多いからです。

市販のシャンプーでもいいもはありますが、艷やかな髪を保つのに美容室でオススメするシャンプーはいいと思います。

ただし、美容室によって扱うシャンプーにも種類があります。

  • シャンプーがシリコン製なのかノンシリコンなのか
  • 脱脂性なのか保湿系なのか

多種多様ですので、
信頼できる美容師さんに相談して、ご自分の髪・地肌に合ったものを選んでもらうのが良いでしょう。

妥協したくないシャンプー選びのワンポイント♪

薄毛や抜け毛など髪のトラブルはほとんどの場合、乾燥、血行不良、ストレスの3つが原因となっています。

その中で一番多いのは乾燥。

なぜ乾燥するのかというと、頭皮に必要な皮脂までシャンプーが落としきってしまうから。

皮脂はトラブルになるのでは?と思う人もいると思いますが、皮脂自体は皮膚を紫外線から守ったり潤いが逃げていき乾燥するのを防ぐ役割を持っているので必要なものです。

皮脂を必要以上落としてしまうと頭皮が乾燥しやすくなり、フケやかゆみが出たり血行不良になって抜け毛など様々なトラブルが増えてきてしまいます。

シャンプーは毎日使うものですし、シャンプーの刺激がダメージの原因になっているなら、あれこれヘアケアしても効果を台無しにしてしまっている可能性だってあります。
髪と頭皮のケアは、毎日欠かさず使うアイテムから見直すのがおすすめです。

美しいツヤのある髪を取り戻す!アミノ酸シャンプー特集。

2018.02.18

一般的なシャンプーと石鹸シャンプーとアミノ酸シャンプーの違い

2018.12.09
The following two tabs change content below.
Mai(美容師)
ヘアメイクとしてのキャリアもあり、 私自身、敏感肌で悩んできた経験もあるので、子育てに頑張りながら敏感肌目線で髪だけでなくデリケートな肌のお手入れについても参考になる情報を発信していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)