ヘアマニキュアとヘアカラートリートメント…白髪を染めるならどっちがいいのかなぁ?
こちらのページでは、ヘアマニキュアとヘアカラートリートメントの違いや選び方についてご紹介します。
こんにちは。
アラサー美容師のマイです。
弱酸性で髪の表面を包み込むように色を付けるので、どちらも髪に優しい白髪染めですが、
実は似て非なるものでそれぞれに特徴があります。
]ここではヘアマニキュアと白髪染めトリートメントにはどんな違いがあるのか。
詳しくご紹介していきますね。
- ヘアマニキュアとカラートリートメントの各特徴
- それぞれの使い方
- それぞれのメリット・デメリット
- 白髪の状態でどっちを選ぶと良いか
- ヘアカラートリートメントを使う際の注意点
白髪は1度染めはじめると、長く使っていくものですから
どっちの白髪染めが使いやすいか、
あなたに向いているか。
参考にして頂ければ嬉しいです。
ヘアマニキュアとヘアカラートリートメントの特徴と使い方
最初にヘアマニキュアとヘアカラートリートメントの特徴と使い方をそれぞれ見ていきましょう。
- ヘアマニキュア
- ヘアカラートリートメント
の順でご紹介していきます。
白髪を染めはじめると定期的に使い続けることになりますので、実際に染めることをイメージしながらご覧いただければと思います。
ヘアマニキュアの特徴
まずはヘアマニキュアですが
その名前の通り髪用のマニキュア。
これは爪のマニキュアをイメージしていただけるといいと思います。
ヘアマニキュアは一般的なヘアカラー剤と違って酸性カラーなので優しいです。
ヘアマニキュアは外側だけに色がつくため、毛髪の内部を破壊せずにすみ髪が傷むというリスクが低くなります。
また、 中にはキューティクルのダメージを回復するためにも使える、艶出し効果があるものも。
色のバリエーションも豊富です。
しかし、
ヘアマニキュアは毎回シャンプーをするたびに色が落ちてきてしまい、地肌に付着するとなかなか落ちないというデメリットもあるのが特徴。
ヘアマニキュアの使い方
- 額や耳・首にクリームを塗る
- 髪に塗布して色付けする
- 15分程度放置する
- 手袋をしたまますすぐ
- シャンプーする
ヘアマニキュアは、地肌に付着するとなかなか落ちにくいため生え際などの顔回り、首回りにコールドクリームを塗っておきましょう。
そして手袋の使用は必須です。
また事前準備としてヘアマニキュアを使う前にはシャンプーをして汚れをよく落とします。
水分があまり残らないようにタオルドライをして、ヘアマニキュアを塗布をしたあとは、毛髪が乾燥しないようにラップかビニールキャップで保湿して定着を促してあげると良いです。
最後に、色がでなくなるまでしっかりすすぎます。
ヘアカラートリートメントの特徴
ヘアカラートリートメントの特徴は、ヘアマニキュア同様に髪の表面にだけ作用するします。
髪の毛や頭皮にダメージが少なく、脱色する薬剤も使われていないためツンとした刺激臭もなく、素手で使えるのでお手軽です。
しかし、1度でキレイに色は付きにくく、最初は3~4回使って色を定着させるものが一般的。
その上、色持ちも良くないので週に1~2度は定期的にトリートメントを続けて色持ちをキープさせる必要があります。
ヘアカラートリートメントの使い方
- シャンプーする
- カラートリートメントを塗布する
- 15分程度放置する
- よくすすぐ
※乾いた髪に塗布して、すすいだ後にシャンプーしてもOKです。
ヘアカラートリートメントは週に一回または数回、シャンプーしたあとにタオルで水分をふきとり、カラートリートメントを塗布して20分ほど放置して、色水がなくなるまですすぐのが基本的な使い方です。
また、ヘアカラートリートメントは乾いた髪にも使用できるので、その場合はカラー剤と同じように塗布しながらクシを使って伸ばして色ムラを少なくするようにしましょう。
放置した後は色が出なくなるまで丁寧にすすいで終了。
トリートメント効果もあるので、あとはドライヤーで乾かします。
ヘアカラートリートメントとヘアマニキュアの違い。各メリット・デメリット
ヘアカラートリートメントとヘアマニキュアの違いとメリット・デメリットを一覧にまとめましたので、ご覧になってください。
ヘアマニキュアとカラートリートメントの違いを比較
ヘアマニキュア | 白髪染めトリートメント | |
---|---|---|
染料 | 酸性染料 HC染料 | 天然染料 塩基染料 HC染料 |
使い方 |
|
|
特徴 | シャンプーする度に徐々に色落ちする。 汗で色落ちすることも。 | 1回では染まらない 週1~2回で色持ちをキープする。 |
色づけ頻度 | 3~4週間に1度くらい。 | 最初は3~4日連続で色を定着、 その後は週に1~2度で色持ちをキープさせる |
どちらも一般的なカラー剤に使われるジアミン系の酸化染料は使われていません。
1剤と2剤を混ぜて発色する酸化染料。発色効果が高い反面アレルギーのリスクもある染料です。
アレルギー反応に関しては個人差がありますが、ジアミン染料を使い続けることによって、もともと大丈夫だった人がアレルギーを引き起こすこともあります。
ヘアマニキュアとカラートリートメントの各メリット・デメリット
ヘアマニキュア | 白髪染めトリートメント | |
---|---|---|
メリット | 色のバリエーションが豊富 頭皮の弱い人でも染められる。 | 特に準備は不要で簡単 優しいから頭皮が弱くても染められる 根元まで染められる トリートメント効果で髪にハリ艶を与えれる |
デメリット | 頭皮につけないよう塗布する必要がある。 根元まで綺麗に染めるのが難しい。 地肌や服につくと落ちにくい 汗や雨で色落ちすることがある | 最初の定着まで3回ほど 週に1~2回の頻度で使用 |
コスパ | 1,000円前後が一般的 | 3,000円前後が一般的。 白髪の量によって1本1~2ヶ月程度 |
ヘアマニキュアは安いけど、実際使ってみると地肌に着けないように根元まで染めるのってちょっと難しいですよね。
そうですね。
ヘアマニキュアは準備も必要ですしムラなく染めるのは慣れが必要です。
根元もそうですけど頭頂部や後頭部は見えにくいから苦戦すると思います。笑
ヘアマニキュアとカラートリートメントに共通すること
- 繰り返し使っても髪へのダメージが少ない。
- パッチテストの必要がない。
- アレルギーの心配がない。
参考:日本ヘアカラー工業会
地肌についても大丈夫なカラートリートメントの染料ってどんなもの?
髪と頭皮に優しいヘアカラートリートメントですが、入っている染料は
- 天然染料
- 塩基染料
- HC染料
の、主に3種類になります。
どんなものか簡単に説明しますので一つひとつ見ていきましょう。
天然染料
クチナシやベニバナ、ヘナなんかがこれにあたります。
漢方などの医療目的で使用される成分でもあることから、髪へのダメージや地肌のかぶれなどはほとんどありません。
自然な感じの髪に染め上げることができます。
また、トリートメント効果も期待できます。
塩基性染料
塩基性染料は合成染料です。
合成染料と聞くと一見ダメージがあるように思えますが、「永久染毛剤」のように薬剤の化学反応によって発色するのではなく、髪に浸透せずに表面で発色してくれるので優しいです。
また、この染料はトリートメントとの相性も良いです。
HC染料
HC染料の特徴は髪に優しい染料であるということ。
これはキューティクルをこじ開けるのではなくキューティクルの隙間に入り込み染料が浸透していくので髪を痛めずに染められます。
ただ、色持ちはあまりよくありません。
このHC染料は肌の弱くてかぶれやすい方にも安心感の高い染料です。
ヘアカラートリートメントはこのように天然染料をメインに、塩基性染料とHC染料がサポートする形で配合さているので髪と頭皮に優しいのです。
アレルギーリスクがある染料とは
- トルエン-2,5-ジアミン
- パラフェニレンジアミン
- パラアミノフェノール
- メタアミノフェノール
上記4つが1液と2液を混ぜ合わせるカラー剤に使われる成分です。
ジアミン系はアレルギーやかぶれを発症するリスクが高い成分として有名。
下2つのフェノール系はジアミンに比べ刺激は弱いですが、アレルギーリスクがあります。
なぜこのような染料にリスクがあるのかというと、人の身体は弱酸性です。
ジアミンやフェノール系はアルカリ性染料なので刺激になってかゆみやかぶれなど引き起こすリスクになるのです。
アレルギーリスクがよく話題になる理由の一つに、
肌の強い弱いで片づけられる問題ではなく、大丈夫だった人でも使い続けると発症リスクが高まるからなんですよね。
使ってみて大丈夫だったとしても、ずーっと大丈夫とは言えないんですね。
そうですね。
花粉症と同じイメージかもしれませんね。
【選び方】カラートリートメントとヘアマニキュアどっちがいい?
それでカラートリートメントとヘアマニキュア、結局どっちがいいですか?
はい。ではここでカラートリートメントとヘアマニキュアの選び方をご紹介しますよ。
目的別に選び方をご紹介しますので、参考にどうぞ。
白髪が多い人はカラートリートメントを選ぼう
白髪が多い方は、カラートリートメントがおすすめです。
綺麗な状態をキープしやすいです。
ヘアマニキュアはムラなく染めるのに手間がかかりますし、地肌や服に付着すると落ちにくいというデメリットもあります。
カラートリートメントは色が定着するまで15分程度の放置時間は必要ですが、素手でも使えますし頭皮についても大丈夫なうえ、お風呂場でも使えます。
ビビットな色で染めるならヘアマニキュア
ビビットな色で染めるならヘアマニキュアがおすすめです。
ヘアカラートリートメントは黒髪には色がつかないので、地毛に近い色で染める必要があります。
めんどくさがりな人はカラートリートメントがおすすめ
ヘアマニキュアの方が色持ちが良いので、めんどくさがりな人はヘアマニキュアの方が良いのでは?
と思うかもしれませんが、
ヘアカラートリートメントは、シャンプーした後の濡れた髪の状態で染められます。
- 頭皮についても大丈夫
- 全体に馴染ませ洗い流すだけ
- トリートメント効果もあるので、リンスなど不要でもOK
- 週に1~2回でキープできる
ヘアマニキュアは、染めるのに時間がかかりますし、生え際や根元まで綺麗に染めるのが難しいです。
まとめ
結局、ビビットな色が良い方以外は、カラートリートメントの方が良いです。
使う回数は増えますが自宅で簡単に染めれますし、お手入れも簡単。
染めながらトリートメント効果で髪に艶も出してくれるのも嬉しいポイントです。
もっとも多く選ばれているカラートリートメントは、
CMでもおなじみの利尻ヘアカラートリートメントです。
4色から選べますが、一般的な黒髪はダークブラウンがおすすめです。
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